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高齢者に多い疾患記事一覧

高齢者の疾患に特徴的なのは、一つの臓器の機能障害だけではとどまらず、いくつもの臓器に及ぶ障害があることが多いことです。年とともに、体のいろいろなところが衰えてきているため、いくつもの病気をかかえることが多くなってきます。そのため、一つの症状だけにとらわれず、体全体を見渡した上での診療が必要となります。体の治癒力も弱くなってきていて、直りにくくもなっています。完治しない慢性疾患が多いのも特徴のひとつ...

脳の血管に、何らかの異常が起こったために、脳の機能の一部が損なわれる疾患を脳血管障害と総称します。この中には、脳の血管が破れたために起こる脳内出血やくも膜下失血、血管が詰まったために起こる脳梗塞があり、これらは脳卒中とも呼ばれています。脳卒中は日本での死亡原因において、がん、心臓病についで3位となっています。この中でも脳梗塞は、脳血管障害の3/4を占め、特に高齢者に多い疾患です。原因は、血栓という...

心臓を動かしている筋肉へ栄養や酸素を送っているのが冠動脈です。この冠動脈が狭くなるとか詰まるとかした場合に、心筋が弱るまた、壊死してしまう疾患を虚血性疾患といい、心臓が死亡原因である心臓死の半数にあたります。動脈硬化が原因となる場合が多く、加齢、高血圧、糖尿病、喫煙、低HDLコレステロール血症、高LDLコレステロール血症などの要因が関連しています。これらの要因を冠危険因子と呼びます。この虚血性疾患...

高齢者になると、加齢とともに呼吸器系の機能も衰えはじめます。また、回復力も弱くなってきますので、若壮年ではそれほどでもない疾病でも、重篤化する場合があり、注意が必要です。高齢者の死亡率が高い疾患としては肺炎があります。日本での死亡率はがん、心臓病、脳卒中についで4位ですが、死亡者の90%以上が65歳以上の高齢者です。また、72歳以上では死亡率が急上昇します。肺炎は、肺が何らかの原因によって炎症を起...

加齢とともに消化管の運動機能が低下し、さまざまな症状が出てきます。高齢者で多い疾患としては、食道がんがあります。食道がんは、位置的に血管やリンパ管が周辺に多数あり、転移しやすく他の消化管のがんに比べ死亡率の高いがんです。男性に多く、女性と比べ3~6倍の発症率です。60歳代をピークに発症し、喫煙や飲酒をよくする方に危険があります。初期の自覚症状が少ないため、定期的な検診が重要です。ごく初期の食道がん...

高齢者に多い骨の疾患としては、骨粗しょう症が思い出されます。骨粗しょう症は、骨密度が減少し、骨が弱くなる症状です。骨も皮膚などと同じように新陳代謝をしています。破骨細胞が古くなった骨を破壊吸収し、骨芽細胞がもとのように新しい骨をつくっていきます。この、骨を吸収する速度が骨を形成する速度を上回ると、骨の量がへり、スカスカの状態になってきます。こうなると、骨の変形や、何気ないことで骨折するなどが起こり...

高齢者の慢性疾患といえば高血圧症、糖尿病、高脂血症、閉塞性動脈硬化などがあります。高血圧症は、心臓から送り出される血液の圧力が高いまま続く症状です。それ自体の自覚症状はほとんどないのですが、長期間続くことにより、動脈硬化となり、そのため血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因となります。血圧は、心臓が収縮したときが一番高くなり、これを最高血圧と呼びます。また、反対に心臓が拡張したとき...

高齢者に多い泌尿器系の疾患としては、前立腺肥大、尿路感染症、腎不全などがあります。前立腺肥大は、高齢者の男性に見られる症状で、加齢とともに前立腺が肥大すること事態は疾患ではありませんが、肥大が著しい状態となった結果、排尿に障害あるようなものは疾患として対処します。治療には、薬物療法と外科的療法があります。尿路感染症は、起こった場所によって、腎孟炎、膀胱炎、尿道炎とありますが、高齢者の特に女性には膀...

高齢者の眼の疾患で有名なものは白内障でしょう。白内障は、通常は透明な水晶体が何らかの原因により、白濁していく症状で、初期にはあまり自覚症状がありませんが、中心部に濁りが出てきた場合には、光が乱反射して眩しさを感じることがあります。また、症状が進むと、白濁が進み、視力が弱くなり、最終的には失明する恐れがあります。白内障の場合は、目自体がくもってきているため、メガネやコンタクトでの視力の矯正はできませ...